2009年07月17日 00:15
ラーメン二郎
皆様もご存知の通り、言わずと知れた有名ラーメン店であります。ニンニクのきいた豚骨醤油に山のような野菜。
「下品で悪いか!女性客?知らねぇよ!」といった感じのガッツリ、ギットリのオシャレ要素皆無のラーメンなのです。通称ジロリアンと呼ばれる熱狂的ファンのいるほどの人気店。
そんな人気のラーメン二郎ですが、僕はあまり魅力を感じないのでそんなに興味が無かったのですが、「吉祥寺店が色々とヤバい」という情報を敏感に、そして華麗にキャッチしたので、吉祥寺店に行ってみることにしたのでした。
・・・いろいろとヤバイ???
二郎でヤバイといえばあの山のような量の野菜を連想するものですが、吉祥寺店と指定をしていたワケですから、量ではない別の何かがヤバイということなのでしょう。しかしながら僕のような二郎童貞には想像もつきません。
一体・・・何が・・・???これは楽しみだなぁーー
「地図によると・・・ここらへんだなぁ。」僕は吉祥寺駅から10分ほど二郎を探して歩いていたところ、二郎特有の黄色い店舗を発見したのでした。
あった!二郎があった!!
「なまろう・・・ですな」
僕は二郎を目指したのに、店は生朗。あきらかに何度見ても、まごうことなく生朗。
よく見なくてもわかる通り「二郎」の上から修正したように「生朗」。
調べたところ、イタズラで「ラーメン」を「ラブメン」、「二郎」を「生朗」とテープで落書きをされたようです。
三郎、土朗ではなく「生朗」にするあたり、店主は大変気の毒ですが、正直、落書きのセンスとしてはバツグンに良いですね。
成蹊大学生のイタズラと言われていますけども、「ラブラブラーメン」を開発した三陽のオヤジが黒幕と僕は勝手に確信したのでした。
結局ラブメンは剥がしたものの「生朗・・・・・ハイセンス!!」と店主も思ったのか、テープではなくペンキにて正式に「ラーメン生朗」と名乗ることにしたのでした。なに気に入ってんだよ・・・。そのテンションよくわかんねーよ・・・
店内はとても古く狭いカウンター席のみでして、行列が出来るという噂だったが11時前だったためか店内に5人程。
その5人が、どいつもこいつもプロのような佇まいで、一見さんの僕はビビリながら席に座ったのでした。
すると店主と思われるオヤジが、青いホースのついた蛇口から直に注いだ水をくれる。わー!!浄水場からの産地直送だー。ぬるーーい。
ぬるい水を飲みながら周りを見渡すと、常連たちは皆一様におとなしくラーメンの跳ねで黄色くなった漫画を読みふけているのです。そう、ここのシステムは特殊で、「ラーメンください」なんていきなり注文すると「ちょっと待って!!」とオヤジの鉄壁なディフェンスが入るのです。そして常連共に「素人うぜぇ。はなまるうどん行ってろよ」と思われますので、オヤジのペースに合わせて注文しなくてはならないのです。
だから店内に入り、ひたすらラーメンを注文する機を待たなければいけないのです。
10分くらいたったころでしょうか
「頼んでいいよ~」と店主のオヤジ
すると左端から順に「大」「小」とラーメンのサイズのみをシャウト。僕も負けじと「しょ、しょ、しょ、小!!!」と焦ってしまい若干キモかったですが無事にオーダーしました。
そこからです。僕が大変奇妙な展開を目の当たりにしたのは。
オヤジが麺を取り出した台に置くと、一心不乱に麺を揉みだしたのです。ユラユラと体を左右に揺らしながら、麺を!愛しそうに!!それでいてしつこく!!揉み始めたのです。
「これは一体…」
僕が呆然と麺を揉むオヤジを眺めているのに、誰一人興味を示さず黙々と漫画を読んでいるのでした。
オ、オイ?!・・・アンタら・・・オヤジが麺揉みまくっているのですが??・・・漫画なんか読んでいる場合じゃないでしょう??
その間にもオヤジは、ひたすら揉む、揉む、揉む・・・やたら揉む
何か達人的な技なのでしょうか?麺の食感が変わったりするのかな?
まあいい。こだわりがあるのでしょう。僕も汚い美味しんぼを読んで待つことにしましょう。
10分後
えー!?まだ揉んでるー!?
ユラユラと体を揺らしながら。揉む、揉む、揉む・・・
ユラユラと体を揺らしながら。揉む、揉む、揉む・・・
ヤッベー・・・!!なんなんだよ・・・この揉む情熱は・・・
結局、揉みだしてから20分後くらいでしょうか、オヤジがいきなり鍋に麺を投入したのです。
オヤジがどの段階で「揉み終えた!」と判断したのかは解明する術はありませんが、カッと目を見開いた表情からは迷いは感じられませんでしたので、きっと揉み残しはないのでしょう。しらんけど。
そして鍋に入れた麺を少し箸で回したあと、腕を組ながら真剣な眼差しで麺をひたすら見ているのです。
見る。見る。見る・・・
ええーー・・・10分くらい見てるよ・・・・・
茹ですぎではないのかな・・・
茹ですぎに心配していた最中、オヤジ突然「いいよ~」とシャウトしたのでした。茹で上がった!!
それを期に左端から順番に、とびっきりのドヤ顔で
「大ブタニンニクヤサイマシカラメアブラ」
「小ブタニンニクヤサイマシ」
「大ブタ全マシ」
二郎で有名な呪文と呼ばれているトッピングの合い言葉ですよこれが!!
これ、僕もドヤ顔でやるの?普通でいいんですけど・・・
勝手にメニュー決められる三陽もヤバいがこれもイヤだ。一見で、しかも一人で突撃したことが悔やまれました。
しかしながら常連に「生朗童貞かよ。うぜぇ。ED」と思われるのも大変癪ですから、とびっきりの常連顔で
「小ブタニンニクと唐辛子ください」
と何故かの唐辛子と「ください」のチェリーっぷりを遺憾なく発揮。すごく帰りたいです!!
店内撮影禁止という貼り紙があったため、画像は食べログの
唐辛子のブッかかりが少ないが、これとほぼ同じでして、レンゲなんて女々しいものはありません。
待つこと40分・・・これだけ時間をかけたラーメンを食べるのは初めてです。
手間隙かけて麺を揉みまくり、茹で過ぎでは?と思うような茹でっぷりでしたが、それが店主のこだわりであって、一番美味しいラーメンの作り方なのでしょう。
期待を胸に一口
麺が柔らかすぎ(>_<)
※最近は揉まないという噂です。
確かめる気ないですが・・・・・
皆様もご存知の通り、言わずと知れた有名ラーメン店であります。ニンニクのきいた豚骨醤油に山のような野菜。
「下品で悪いか!女性客?知らねぇよ!」といった感じのガッツリ、ギットリのオシャレ要素皆無のラーメンなのです。通称ジロリアンと呼ばれる熱狂的ファンのいるほどの人気店。
そんな人気のラーメン二郎ですが、僕はあまり魅力を感じないのでそんなに興味が無かったのですが、「吉祥寺店が色々とヤバい」という情報を敏感に、そして華麗にキャッチしたので、吉祥寺店に行ってみることにしたのでした。
・・・いろいろとヤバイ???
二郎でヤバイといえばあの山のような量の野菜を連想するものですが、吉祥寺店と指定をしていたワケですから、量ではない別の何かがヤバイということなのでしょう。しかしながら僕のような二郎童貞には想像もつきません。
一体・・・何が・・・???これは楽しみだなぁーー
「地図によると・・・ここらへんだなぁ。」僕は吉祥寺駅から10分ほど二郎を探して歩いていたところ、二郎特有の黄色い店舗を発見したのでした。
あった!二郎があった!!
「なまろう・・・ですな」
僕は二郎を目指したのに、店は生朗。あきらかに何度見ても、まごうことなく生朗。
よく見なくてもわかる通り「二郎」の上から修正したように「生朗」。
調べたところ、イタズラで「ラーメン」を「ラブメン」、「二郎」を「生朗」とテープで落書きをされたようです。
三郎、土朗ではなく「生朗」にするあたり、店主は大変気の毒ですが、正直、落書きのセンスとしてはバツグンに良いですね。
成蹊大学生のイタズラと言われていますけども、「ラブラブラーメン」を開発した三陽のオヤジが黒幕と僕は勝手に確信したのでした。
結局ラブメンは剥がしたものの「生朗・・・・・ハイセンス!!」と店主も思ったのか、テープではなくペンキにて正式に「ラーメン生朗」と名乗ることにしたのでした。なに気に入ってんだよ・・・。そのテンションよくわかんねーよ・・・
店内はとても古く狭いカウンター席のみでして、行列が出来るという噂だったが11時前だったためか店内に5人程。
その5人が、どいつもこいつもプロのような佇まいで、一見さんの僕はビビリながら席に座ったのでした。
すると店主と思われるオヤジが、青いホースのついた蛇口から直に注いだ水をくれる。わー!!浄水場からの産地直送だー。ぬるーーい。
ぬるい水を飲みながら周りを見渡すと、常連たちは皆一様におとなしくラーメンの跳ねで黄色くなった漫画を読みふけているのです。そう、ここのシステムは特殊で、「ラーメンください」なんていきなり注文すると「ちょっと待って!!」とオヤジの鉄壁なディフェンスが入るのです。そして常連共に「素人うぜぇ。はなまるうどん行ってろよ」と思われますので、オヤジのペースに合わせて注文しなくてはならないのです。
だから店内に入り、ひたすらラーメンを注文する機を待たなければいけないのです。
10分くらいたったころでしょうか
「頼んでいいよ~」と店主のオヤジ
すると左端から順に「大」「小」とラーメンのサイズのみをシャウト。僕も負けじと「しょ、しょ、しょ、小!!!」と焦ってしまい若干キモかったですが無事にオーダーしました。
そこからです。僕が大変奇妙な展開を目の当たりにしたのは。
オヤジが麺を取り出した台に置くと、一心不乱に麺を揉みだしたのです。ユラユラと体を左右に揺らしながら、麺を!愛しそうに!!それでいてしつこく!!揉み始めたのです。
「これは一体…」
僕が呆然と麺を揉むオヤジを眺めているのに、誰一人興味を示さず黙々と漫画を読んでいるのでした。
オ、オイ?!・・・アンタら・・・オヤジが麺揉みまくっているのですが??・・・漫画なんか読んでいる場合じゃないでしょう??
その間にもオヤジは、ひたすら揉む、揉む、揉む・・・やたら揉む
何か達人的な技なのでしょうか?麺の食感が変わったりするのかな?
まあいい。こだわりがあるのでしょう。僕も汚い美味しんぼを読んで待つことにしましょう。
10分後
えー!?まだ揉んでるー!?
ユラユラと体を揺らしながら。揉む、揉む、揉む・・・
ユラユラと体を揺らしながら。揉む、揉む、揉む・・・
ヤッベー・・・!!なんなんだよ・・・この揉む情熱は・・・
結局、揉みだしてから20分後くらいでしょうか、オヤジがいきなり鍋に麺を投入したのです。
オヤジがどの段階で「揉み終えた!」と判断したのかは解明する術はありませんが、カッと目を見開いた表情からは迷いは感じられませんでしたので、きっと揉み残しはないのでしょう。しらんけど。
そして鍋に入れた麺を少し箸で回したあと、腕を組ながら真剣な眼差しで麺をひたすら見ているのです。
見る。見る。見る・・・
ええーー・・・10分くらい見てるよ・・・・・
茹ですぎではないのかな・・・
茹ですぎに心配していた最中、オヤジ突然「いいよ~」とシャウトしたのでした。茹で上がった!!
それを期に左端から順番に、とびっきりのドヤ顔で
「大ブタニンニクヤサイマシカラメアブラ」
「小ブタニンニクヤサイマシ」
「大ブタ全マシ」
二郎で有名な呪文と呼ばれているトッピングの合い言葉ですよこれが!!
これ、僕もドヤ顔でやるの?普通でいいんですけど・・・
勝手にメニュー決められる三陽もヤバいがこれもイヤだ。一見で、しかも一人で突撃したことが悔やまれました。
しかしながら常連に「生朗童貞かよ。うぜぇ。ED」と思われるのも大変癪ですから、とびっきりの常連顔で
「小ブタニンニクと唐辛子ください」
と何故かの唐辛子と「ください」のチェリーっぷりを遺憾なく発揮。すごく帰りたいです!!
店内撮影禁止という貼り紙があったため、画像は食べログの
唐辛子のブッかかりが少ないが、これとほぼ同じでして、レンゲなんて女々しいものはありません。
待つこと40分・・・これだけ時間をかけたラーメンを食べるのは初めてです。
手間隙かけて麺を揉みまくり、茹で過ぎでは?と思うような茹でっぷりでしたが、それが店主のこだわりであって、一番美味しいラーメンの作り方なのでしょう。
期待を胸に一口
麺が柔らかすぎ(>_<)
※最近は揉まないという噂です。
確かめる気ないですが・・・・・
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コメント
蝗 | URL | jqM4dR.E
なんというオチww
揉み過ぎなのか、茹で過ぎなのか、多分両方でしょうけど。
それにしても生郎って・・・
( 2009年07月17日 01:54 [編集] )
フェロモン | URL | -
蝗さんの言う通り両方ですね。
注文してから40分ですよ。
俺が入店してから行列という程ではないけど、客が並んでました。
人気あるのか、作るのが遅くて並んでるのかは不明です。
( 2009年07月17日 23:05 [編集] )
ケン | URL | JkPZIk6.
成蹊大学生のイタズラ…。
背伸びすれば手が届く高さなのでしょうか。
それにしても40分はひどいな。
ラーメン屋ってカルト的な空気がありますよね。
近所に(普通の)二郎があるけど、
一度も行ったことないです。
( 2009年07月18日 08:39 [編集] )
フェロモン | URL | -
車の上に立って成蹊大学生がラクガキしたとか、どこかのブログで見ました。
ラーメン屋はヤバいですね。
温泉ラーメンしかり、チンチンラーメンしかり・・・・・・
大好きです!!!!!!!
( 2009年07月19日 00:04 [編集] )
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