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素直な心

2009年08月28日 00:36

日本一の繁華街TOKYO・・・・・
そんな都会の喧騒が嘘かのような落ち着いた大人のBARにいる。
僕はマールボロの煙をくゆらせながら、トランペットに耳を傾ける。暗めの照明とカクテルを作る小気味の良い音。

実に大人だ。超モテる。


















ホッピー野みたい!!

ふざけんなよ・・・何がBARだよ・・・
付き合いで誘われたから仕方なく来たけどさ、何が「オリーブのおつまみ」だよ・・・エイヒレ食べたい・・・

そんなテンションがガタ落ちの僕に向かって「フェロさん。なに飲みますか?この店は種類も豊富で良い店ですよ」と、とびきりのキメ顔でメニューを渡す微妙な間柄のオッサン。

「本当ですね。これは種類も豊富ですね」まるでカクテルに精通しているかのようなドヤ顔でメニューを眺める僕。
なんだっていーよカスが!と思ったものの、ここでの注文が僕の大人の男度を試す結果となりかねませんからね。
「カクテルの注文ごときで一体何と戦ってんだよ・・・」と言われかねない、マジでどうしようもない思考回路でしたが、大人ぶりたい!通と思われたい!!モテたい!!のだから仕方ありません。

如何なる注文でカッコイイ男を演じるかを必死に考えていますと「僕はダイキリ。フェロさんは?」

何が「僕はダイキリ(キリッ!)」だよコイツは・・・とせせら笑いたい僕ですが、やっべーどうしよう・・・カクテル全然興味ないからわかんねーよ・・・

適当に頼んだら、もの凄い女子的なカクテルだったりしたら恥ずかしいですし、クリームとかのっていたら武骨でクールな僕のイメージが台無しですからね。週末、二軒目、男二人、不景気・・・そんなシチュエーションを活かしたベストなカクテルのオーダーが問われているのです。

「フェロさん、可愛いの頼みますね(笑)」なんてこんなチャラついたオッサンに言われた日には、マジで鈍器のような物を探す他ありませんから、慎重に、通なチョイスが重要になるワケです!!


マティーニ・・・?
確か・・・ヘミングウェイが愛していた酒ですよ?!

「僕はマティーニにしようかな。ヘミングウェイが愛した酒ですよね」なんて言いながらオーダーすればキマるんじゃあないでしょうか!!
ダメだ!言えない!なによりウザすぎる!!

マジでどうしよう・・・
ソルティードッグ・・・モスコミュール・・・マンハッタン・・・
こんな有名なカクテルを頼んでしまえば「フェロさん、案外定番ッスね(笑)」という流れもありえそうですしね・・・






ニコ・・・ラシカ?

何かで読んだような・・・「通」はニコラシカ。
そうだ!確かニコラシカは通のカクテルだと聞いた覚えがある!!

これならこのチャラ男にナメられることなく、僕も一目置かれるカクテル通!!
正直、そこまでオーダーに命をかける必要があるのか?今思い出すとビックリするくらいどうしようもない知ったかぶりですが、この時の僕は素人扱いされるのが我慢ならなかったとです!!

これならコイツに「BAR来ないんッスか(笑)」なんて馬鹿にされない!!
むしろニコラシカ知らなければ「仕方ありませんよ。マニアックなカクテルですからね(笑)」だなんて、優越感MAXのドヤ顔までカマせるのです!!

これだ!これで勝てる!!


「僕はニコラシカ」

「え?ニコラシカ・・・ですか?」

やっべー!!知ってるっぽい!!
は、外した?!ダサいカクテル頼んじゃった?!?!

「フェロさん・・・やはり通ですね!!」

ヤッター!!正解!!ザマミロカスがー!!

知ったかぶってのニコラシカでしたが、やはり通はニコラシカだったようです。そう・・・僕の選択ははいつだって正しいのです。


「ニコラシカあるなんて良い店ですよね?」

「ぇ、えぇ!で、ですね!(マジで珍しいの?)ココハ良いBARダナー!」


若干焦りましたが、それにしても傑作ですよね!!
彼の目には「カクテルにまで理解の深いイケメンのフェロ」と映っているのですからね(笑)
いやー馬鹿だなぁ(笑)
知らねーっての(笑)ニコラシカなんて知らねーっての!!

僕が持ち前の性格の悪さを前面に押し出してニヤニヤ笑っていますと、バーテンさんが「ニコラシカでございます」と僕の前に通のカクテルを颯爽と差し出してきたのです






















450px-Cocktail_-_Nikolaschka.jpg


えー!なんか凄いの来ちゃった!!!


なんだよこれ・・・どう飲むんだよクソが!奇をてらうってレベルじゃねーぞ!!

レモン・・・入れるの?
ツマミみたいに噛じりながら飲むの?
ふ、ふざけんなよ。食べ物で遊ぶなよ!!

キレた!知ったかぶっておいてブチギレた!!

しかしながら怒ってみたものの何も解決しません。
これが「ニコラシカってどんなお酒ですか?」と注文時に聞いていたシチュエーションなら、「どうやって飲むんですか?」と素直に聞けたものの、さも飲みなれているかのような「僕はニコラシカ(キリッ!)」の満面のキメ顔。
死ねよコイツ。誰だよ






「ススス、スミマセン!トイレ行ってきます」

気持ち悪いくらいの早足でトイレに入った僕は、音速でモバイルGoogleを開いたのでした。

「頼むぜWikipedia先生!」


ニコラシカ

ロシア皇帝ニコライ2世が好んだというウォッカの飲み方から・・・・・

とりあえず今は歴史いらないですよ!!



作り方

1. リキュールグラスやショットグラスにブランデーを九分目ほど注ぐ。
2. グラスにフタをするようにレモンスライスを置き、その上に砂糖を盛る。 (Wikipedia


なんだよコレ!!!
中身ブランデーだけじゃんか・・・どこがカクテルなんだよ・・・


まず砂糖をこぼさないように注意しながら砂糖をのせたレモンを二つ折りにして口に入れて噛み、甘酸っぱい味が広がったらブランデーをグッと飲む。(Wikipedia)


こ、これは・・・・・
口の中でレモンとブランデーをカクテイル!!
噛めば噛むほどカクテイル!!

ウヒョー 玄人のカクテル!!通すぎる!!か、勝った!!





足早にトイレから出た僕は「お待たせしました。一軒目でかなり飲みましたからトイレが近くて。トホホ」と一通り言い訳をした後、砂糖がこぼれぬようレモンを綺麗に折ってから口に入れ、ブランデーを一気飲み。

しかしながら僕はなぜ二軒目で一気飲みをしてるのでしょうか・・・
なぜゆっくり酒を楽しむ大人の空間でグラスを2秒で空にしているのでしょうか・・・

そう、全ては知ったかぶりなのです。
全て自分のせいなのです。


「いやー久々にニコラシカ飲みましたよ。ニコラシカはですね、その昔ロシア皇帝ニコライ2世が好んだというウォッカの飲み方から・・・・・」

知ったかぶり注意されたし
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コメント

  1. ニートまき | URL | -

    上級者向けですね!!見たことないです!
    男だから・・聞けないのか?なんか大変ですね??

  2. ポン太 | URL | -

    うわー!
    こんなメキシコ人みたいなのでてくるとは想像できませんね(笑)
    何も知らない人が見たら悪ふざけですよ、このルックス。

    僕ならとりあえず砂糖をぶち込んでレモン絞って飲みます、
    ツレ&店員さんの苦笑いを感じながら。

    そんで家に帰って正しい飲み方調べて赤面した後、ブログで恥ずかしさを発散して布団に篭る流れです。

    知ったかぶりは怖いですね。

  3. 猫田ぼーいち | URL | -

    抱瓶のどぶろく泡盛も旨いです

    こないだからコッソリ見に来ていたのですが、どうも我が家へもお越し頂いた様なので、コッソリお礼に来ました猫田と申します。群馬素晴らしいですね。知人の群馬人を、プラムの国をネタに3日程からかい倒しました。ありがとうございます。私はこないだ高円寺のBarでケンカしてその後四文屋でビールです。

  4. フェロモン | URL | -

    まきさん

    男だからというよりも、見栄っ張りな僕の心の醜い贅肉のようなものの表れからのニコラシカ。
    キメ顔で「ニコラシカ!」・・・・・・飲み方聞けません。


    ポンさん

    マジでメキシコ人。
    テキーラなら良かったのに!!と思いました。

    だいたいウォッカの新しい飲み方と言いつつ、ブランデー・・・
    進化でしょうか



    猫田さん

    コメントありがとうございます。
    魚の四文屋良いですね。魚が旨い。そのとおりです。
    抱瓶は美味しいけど結構お値段が高いので、僕のような鯨飲する人には辛い店です。

    プラムの国は本当にレベルが高い。
    ここを目指して旅行する価値あり。

    B級ミシュラン★★★

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